2015年11月10日(火)
カテゴリー:3つの教育の柱の取り組み
試行錯誤を通してのスプラウト栽培
「同じ日の授業」で種をまき、「同じ型の光を遮蔽するダンボール箱」に入れました。
そして、毎日みんな「同じように水」を霧吹きでやった……はずなのに。芽の出方、伸び方が違うのです。
「○○君のはジャングル状態だ!!」
「○○さんのは、すごく伸びてる!」
「私のは、芽が出てる種が少ないです」
「僕の、今、すごいことになってる」
「僕のスプラウト、においが……?くさった?」
「枯れちゃった?」
グループで互いのスプラウト見せながら、さまざまな声が聞こえています。
「どうして違うのかなあ?グループで、意見を出し合ってみよう」
水やりの回数なのか、置き場所の関係なのか、さまざまな意見が出ています。
なかには、「伸びろ~、伸びろ~」と祈りをこめてことばを掛けたというのまで。
二回目のスプラウト栽培は、生徒たちから出た「こうしてみたらどうだろうか」という仮説を生かしてやってみました。もちろん声かけも。
結果は明らかに一回目とは違うものに。一人ひとりのスプラウトの生長は違っているものの、ぐんぐん伸びています。生徒たちの顔も輝きます。
「試行錯誤」。それこそ「実際の体験を通しての探究活動」です。
自分が育てたスプラウトは、スーパーで買った物とは価値が違います。
10月下旬には3年生が3泊4日で沖縄研修、11月2日(火)には1年生がリトルワールドへ異文化体験、9日には2年生がモンキーセンターで動物学研修。
それぞれ、実際の自分の体験を通して「探究心」を育ててきます。 (教員YS)