2015年08月11日(火)
カテゴリー:3つの教育の柱の取り組み
人は人によって磨かれる
中学3年生は一人一人に役割があります。学校祭のリーダー、体育祭のリーダー、委員会の委員長、応援団などなど。
そんな彼らの中学1年生、2年生の姿を思い返してみると、学級委員や班長を決めるのにも一苦労していました。
「自分なんかリーダーに向いてない・・・」
「あの子の方がいいんじゃないか?」
「きっと誰かがやってくれる・・・」
口に出して言うわけではないのですが、多くの生徒の顔にそう書いてあったことを思い出します。
そんな彼らも、学校祭、体育祭といった学年をまたいだ行事や、クラスで行う行事などで、仲間や後輩のために頑張る機会を経験する度に、自分の目標とする姿に気付いていくようです。
「あの先輩みたいになりたい」
「やっぱり私はこうしていきたい」
「みんなのために働きたい」
そんな思いが花開いていきます。
そうして迎えた3年生4月。
学年全体でのリーダー決めの際には、誰もが自分の取り組みたい役割にこぞって手を挙げていきました。その姿に「先輩達の思いを引き継いでいくんだ」、「自分達が頑張るんだ」という決意が見られ、熱いものが込み上げてきたことは今でも忘れられません。
7月、8月は学校祭、体育祭の準備真っ只中。思い描いた通りに進まない、うまく伝えられない、時間が足りない、責任の重さに潰されそう、そんな状況でもなんとか努力する一人一人の姿に成長を感じているところです。
人は人によって磨かれる。
今、磨いているところなんだと改めて思います。
一人一人の本番の時は違えども、それぞれにとって最高の瞬間となることを信じて待ちたいものです。
(教員OK)