2014年06月15日(日)
カテゴリー:3つの教育の柱の取り組み
A good speaker of English
英語学習を始めたばかりの中学生にとって、英語の習得は母国語である日本語を通じて進みます。私たち日本人にとって、外国語で書かれた「事柄」はわかるのに、訳出された日本語がわからないということがよくあります。つまり、単語も文法も文の構造もわかっているのに、日本語として理解できていない、ということです。たとえば、中学1年のHe is a good speaker of English. この英文を大部分の中学生は「彼は良い英語の話し手だ」と訳します。
英語の教員をしていて思っていたこと、それは「鍛えるべきは日本語だ」ということです。本校の「言語」の授業を通じて、生徒たちが先ほどの訳文ではいけないと自分で判断し、本来のあるべき日本語で表現することを願っています。
(教員 WT)