2016年01月25日(月)
カテゴリー:3つの教育の柱の取り組み
iPadが支える探究心
最近、放課後になるとたくさんの生徒が職員室にやってくるようになってきました。
その生徒達の多くが言っていくことは、
「iPadを借ります」
教室を覗いてみると、いくつものグループが1つのiPadを囲って、和気あいあいと話し合っていました。
何をしているのかと聞いてみると、社会探求での発表の準備をしていたり、表計算ソフトを使ってグラフにまとめていたり、係や委員会の仕事についてプリント用意をしていたり。
意外にも、自ら進んで取り組んでいる生徒が多いようなのです。
仲間と共に意見を出しながら、より良いものを求めて試行錯誤する姿があちらこちらにみられました。
生徒にとってみても、一人で家で調べるより学校で仲間と共に調べた方が発見を共有できたりアイディアが深まるなどして、楽しみながらも深い学習ができるようです。
実際、学校内ではiPadが毎日稼働するようになり、管理するこちら側も嬉しい悲鳴を上げているところです。
私たちが普段の生活の中で「iPad」と聞くと、どうしてもゲームやネットなどの「遊び」の部分を想像してしまいがちですが、西中でのiPadはもはや「文房具」の一つのように思います。
この新しい「文房具」は、「なぜそうなるんだろう?」、「どうしたらいいんだろう?」という探究心を養う一つのツールとして、また、「これってこういうこと?」、「これを一緒に調べてみようか?」などといった協働学習を支えるツールとして欠かせない存在になりつつあります。
生徒の探究心がこれからもますます磨かれていくことを心から期待するばかりです。
(教員OK)