西中VOICE

【言語】生徒スピーチ(夏休み前集会)その①『平家の命』

先日行われた夏休み前集会で発表された生徒スピーチを紹介します

本校は、すべての学習の基礎は国語力にあると考えています。そのため、国語の力を非常に大切にしています。授業はもちろんのこと、朝読書、1分間スピーチなどを普段の学校生活にも取り入れています。

この生徒スピーチもその一貫です。

 

『平家の命』

中1   三輪さん  <南姫小学校出身>

「祇園精舎の鐘の声」誰もが知っている印象的なフレーズで始まる平家物語ですが、古典を勉強してみたいと思い読み始めました。

   物語の中に「人の心の習い」という言葉が出てきます。「ありがとう」が「当たり前」「当たり前」が「もっと」になり、そして問題が起こります。今を生きる私たちにも起こる事で、教訓として語り継がれているのだと思いました。

物語の冒頭の諸行無常とは、世の変わりやすさ、限りある命の意味です。

    今日が最後かもと思うと我慢出来るし、優しい言葉もかけられます。不満が感謝になり心の向きを変えることができます。

本当にやりたい事、大切な事はなにかを考えるチャンスになります。

     先日テレビで、いじめが原因で自殺したという悲しいニュースを観ました。相手を傷つけて楽しむ行為は、思いやりも尊厳もありま せん。

     時々、気遣いを忘れたり、大切に思えなくなったりします。限りある命、時間、関係だと常に思いながら、友達と接し、後悔しないものにしたいと思っています。

     いづれ死んでいく命を何に使うのが正しいのか、考えていきたいと思います。   

 

*平家物語は、無常観がテーマとなっています。三輪さんはそのことをよく理解し自分を見つめ直すことができていることがすばらしいですね。





























































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